人間環境教育課程概要

趣旨

  • 現代の社会は急速に変化していて,新しい活動分野や,解決すべき課題が,つねに生まれてきています.しかし,それらの多くは,たいへん専門的であり,一般の市民には,理解しにくかったり,取り組みにくかったりということが,少なくありません.
  • たとえば,環境問題や,学校・社会での心理的な問題の解決には,一般の人びとの理解が必要です.ところが,一部の専門家の間でのみ,議論されているということが,よくみられます.また,スポーツの実践や,健康増進のための活動は,多くの人々に有益ですが,必ずしもそのための条件が整っているとはいえません.
  • このような事情を考えると,さまざまな領域で,専門家と一般人をつなぐ働きをする人材が,求められてきているといえます.
  • 人間環境教育課程は,こうした人材の養成を目的とし,4つのコースをもって設置されました.

コースのねらい

■スポーツ コース

スポーツコースでは、現代社会において今や欠かせない存在になったスポーツについて幅広く学習します。スポーツは身体活動の持つ教育的側面や健康・体力への効果的側面ばかりでなく、地域社会におけるコミュニティーとしての役割も期待されています。生涯学習の時代を迎えて、運動やスポーツにかかわる専門的な知識や技能を、広く一般の人々にわかりやすく伝えることのできる人材を養成します。本コースでは課程共通の科目に加えて、運動やスポーツに関する基礎的知識、トレーニングや健康に関する応用知識を習得する科目、さらに各種実技の実践力や指導力を身につけると共に、スポーツ行事の企画運営の基本を学びます。

■健康コース

健康コースでは、健康な人がより健康になるための、あるいは健康を崩しかけている人が健康を回復するためのカになれる人材を養成します。具体的には、運動不足気味の人のための運動指導、あるいは軽度の疾患をもつ人が治療の一環として行う運動を指導することがあげられます。また、健康教育や、健康増進のための企画等に携わることも考えられます。そのために、課程共通の科目を通じて広<社会や人問を理解すると同時に、医学や生理学・運動科学・心理学・社会学・環境科学など多様な視点から健康を科学的にとらえることのできるよう、様々な科目を履修します。また、そうした知識に基づき、伝達・指導・企画のできるカを身につけるような科目も用意されています。

教育学部健康コースは平成19年度より新たな制度としてスタートする健康運動指導士養成校に認定されました。健康運動指導士は、生涯を通じた国民の健康づくりに寄与する目的で創設され、生活習慣病を予防し、健康水準を保持・増進するための運動指導の専門家としての役割を担います。健康コース(スポーツコース、保健体育選修)の学生は、所定の単位を取得すると卒業時に受験資格が得られます。 

健康運動指導士養成カリキュラム

科目(本学の授業科目名称ではない)

所要授業時間数

健康づくり施策概論

健康管理概論

生活習慣病(成人病)

運動生理学

機能解剖とバイオメカニクス(運動・動作の力源)

健康づくり運動の理論

運動障害と予防

体力測定と評価

健康づくり運動の実際

救急処置

運動プログラムの管理

運動負荷試験

運動行動変容の理論と実際

運動と心の健康増進

栄養摂取と運動

健康産業施設現場実習

講義3

講義3

講義13

講義12

講義9

講義9

講義5

講義2 実習6

実習22

講義2 実習2

講義7 実習6

講義1 実習4

講義3

講義4

講義6 実習1

実習

 

取得できる資格

■スポーツ コース

  • 保健体育の教員免許(中学・高校)
  • 地域スポーツ指導者(スポーツプログラマー)
  • 商業スポーツ施設における指導者(フィットネストレーナー)
  • 競技力向上指導者(コーチ)

■健康 コース

  • 保健体育の教員免許(中学・高校)
  • 健康運動実践指導者・健康運動指導士 (*受験資格)
  • 地域スポーツ指導者(スポーツプログラマー)
  • 商業スポーツ施設における指導者(フィットネストレーナー)
  • 競技力向上指導者(コーチ)

卒業後の進路

○進学

茨城大学大学院、東北大学大学院、筑波大学大学院、東京学芸大学大学院、早稲田大学大学院

○就職

茨城県教員、群馬県教員、静岡県教員、警視庁、日立市役所、ひたちなか市役所、松戸市心の教育相談室、小平記念日立教育振興財団、JAつくば、応用地質、万有製薬、カワチ薬品、三協精機製作所、ユタカ電機製作所、茨城新教育研究協会、クラゼミ、サントリー・パブリシティ・サービス、ソニー・ミュージック・マニュファクチャリング、NTTテレマーケティング、東電ピーアール、名鉄観光、ダイナシティ、ケーズデンキ、焼肉屋さかい、ベル・セード、アルビス、産案、さくら苑、東京海上火災保険、水戸信用金庫、ジョイフル本田、スポーツブレックスジャパン、石岡市消防本部、日本マルチネット

授業の概要

  • 本課程では,まず課程共通に,現代社会や人間について幅広く理解するための科目と,知識や技能の伝達・普及についての理論や実践を学ぶ科目が あります.
  • そして,環境・スポーツ・健康・心理の 4コースごとに,各分野の専門的な知識や技術を身につける科目があります.
  • さらに,各分野を横断するテーマを学際的に学んで,現代社会の課題に 対処できるようになることをめざします.